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桶川市の大字はどうなってしまうのか

3か月に一度、定期的に開かれる桶川市議会の一般質問の内容が公表されましたが、なんかわたし好みなネタをみつけてしまいました。

今回は桶川市の大字に関する話です。

きっかけはとある議員が言ったこの質問

住居表示について

 桶川市においては、現在、限られた地域しか、住居表示、すなわち『何丁目何番何号』という標記を実施しておらず、川田谷・下日出谷・上日出谷・加納・坂田・篠津・五丁台・舎人新田・倉田・小針領家では、正式には大字の表記の後に番地を表示する形となっております。
 本来なら、すべての地域で住居表示を実施することが望ましいと思われますが、区画整理が終了していない等の理由により、道路の形態等が確定していない地域での住居表示は困難であり、やむを得ず住居表示を実施していないものと思われます。
 しかし、「住居表示に関する法律」第3条第1項には、「市町村は、住居表示の実施のため、議会の議決を経て、市街地につき、区域を定め、当該区域における住居表示の方法を定めなければならない。」との定めがあり、議会の議決をもって住居表示が実施できるものとされております。
 桶川市において、特に住居表示実施の必要性が高いのは、川田谷地域と加納・坂田地域ではないかと考えますので、以下、その理由につきまして述べさせていただきます。
 初めに、川田谷地域は、あの広大な面積が番地のみで表記されており、番地を聞かされても、どの辺にあるのかイメージできません。
 正式には、稲荷や滝ノ台等の字が存在しますが、実際にはほとんど使用されておりません。
 したがって、川田谷地域を行政区ごとに分けて、川田谷何丁目との表示を行えば、非常にわかりやすくなるものと考えます。
 続きまして、私が居住している加納・坂田地域ですが、国道17号線によって東西に分断され、小学校区も異なっております。
 国道17号線は、後からできたものであり、加納・坂田地域全体のつながりの方が歴史的に古いことは言うまでもありません。しかし、現実に国道17号線の東西では抱える課題が異なることも事実であります。
 そこで、加納・坂田の名称は変更せず、東西に分けてそれぞれ何丁目との表示を実施し、地域の催しはそれぞれ加納地域全体、坂田地域全体で行うことが最善の方法ではないかと考えます。
 以上、川田谷地域と加納・坂田地域を例として、桶川市の住居表示の必要性を述べさせていただきましたが、その他の地域についても、住居表示の実施が望ましいものと考えます。
 そこで、住居表示実施の方向性に関する桶川市の見解につきまして、お伺いします。
(1) 住居表示実施のスケジュールについて
① 本市において、ここ数年の間に住居表示を実施しようとする地域とスケジュールについてお伺いします。
② その他、将来的に住居表示の実施を検討している地域とスケジュールについてお伺いします。
(2) 住居表示実施の課題について
① 住居表示を実施する場合、課題として想定されることについてお伺いします。



わたしが長らく気になっていたことをズバリ突いてくれましたこの人。

旧桶川市街地では大字桶川、大字町谷、大字井戸木の範囲(一部大字上日出谷を含む)で1967年と1968年の2度にわたって住居表示制度が導入され、それに合わせて町名の変更が行われました。その後1991年に大字加納、大字篠津、大字五丁台、大字舎人新田の一部で町名の変更が行われて赤堀が、そしていつだったかに区画整理の完了と共に大字下日出谷と大字坂田から下日出谷西と坂田東が誕生して今に至っていますが、住居表示も区画整理も行われていない地域では従来の大字がそのまま使用されているのが現状です。

これら従来の大字は明治時代以前の区割りがそのまま維持されていることから、範囲も広く、現在の地域事情を反映していなかったり、実用性に欠ける境界線も多く見られます。

こういった現状を解決しようと市のお偉いさんに提言した意義は大きいと思います。


が、少し気になるところもありまして…、

まず、単に町名と地番の変更だけして、住居表示の実施はしなくてもいいと思います。住居表示制度は住所の特定がしやすいという利点もありますが、いくつか欠点がありまして、まず住居表示地区での住所は市の職員が調査して決めるため、市役所に申請しないと住所が使えないという点。次に住所は玄関の位置で決まるため、隣の家と玄関が近ければ住所が同じになる可能性もあるし、建て替えなどで玄関の位置が変われば住所が変わることだってあり得ます。また、地番とは別に住居表示で住所を表すことから、建物と土地で表記方法が異なるという欠点も発生します。

具体的には桶川市役所の住居表示を用いた住所は

桶川市泉1丁目3番28号

ですが、桶川市役所が建っている土地は

桶川市泉1丁目341番地1

となっています。

そこでワタシイチオシ…というか最近の桶川市が積極的なのが住居表示風の地番

これは住居表示のように場所を特定しやすい上に、地番と住所が一致する、市役所への申請が必要ない、隣の家と住所が一緒になることがないなど従来の地番方式と住居表示方式のいいとこどりなスーパーあいの子なんですよ。

違いを具体的に説明すると以下の図のようになります。

【従来の地番方式】
chiban1.gif
仮にこの地域を「俑川市犬町」とした場合、桃色の土地は俑川市犬町7番地と表記されます。この例では7番地ですが、面積の広い町の場合100番台1000番台になることもあり、その分、住所の特定が難しくなります。


【住居表示方式】
jukyo.gif
住居表示が実施されている地域では主に道路に囲まれた範囲を1つの街区として「街区符号」というものが割り当てられています。各街区の周りには等間隔で「基礎番号」が付いていて、建物の玄関に最も近い基礎番号がその家の住居番号となります。
上の図の桃色の家(×が玄関の位置)の場合、5番街区に位置し、最も近い基礎番号が「4」であるため、住所は俑川市犬町5番4号となります。なお、実際の基礎番号は10m間隔です。



そして、そして、そして! これが近年、桶川市の下日出谷西と坂田東で導入された【住居表示風の地番】です。
chiban2.gif
これは、1つの街区全体を1つの番地とし、街区の中にある各土地を枝番を用いて表記します。住居表示と同様に街区という考え方を用いるため従来の地番よりも分かりやすい方法です。桃色の土地の場合俑川市犬町5番地2となります。



…まあ、そういうわけですから、このご時世に大字加納や大字川田谷では住居表示の実施よりも町名と地番の変更をした方がいいのではないかと思います。

他にも気になるのが地名を変更せずに大字内を丁目で分割するという提案ですが、この場合、広大な大字に丁目を用いると丁目の数がものすごく多くなる(川田谷だと50丁目とか行きそう)か、1つの丁目がものすごく広くなるのどっちかになると思います。また、本来は1丁目と2丁目はそれぞれ別の町であり、具体的には坂田東1丁目と坂田東2丁目と坂田東3丁目は「坂田東」が共通しているだけで別の地域です。しかし実際には1丁目から3丁目までをひとまとめにして坂田東として1つの地域とみなされる事が多くあります。
そのため、地名を変えずに単に丁目で分割しただけでは効果が薄いのではないかと。なので、各大字に存在する小字を用いるなどして新しい町名を制定するほうが町名変更をする効果があるのではないかと思うのです。

大字加納の場合、大加納、笹原、常敷などの小字が存在しますから、これらを利用するのも手だと思います。ただ、この場合、「加納」という地名がなくなることになります。それが嫌だというなら大字加納のうち最も重要な地域のみを「加納1丁目」などとして地名を残すか、東京都の神田や日本橋のようにすべての町名に加納を冠する(加納笹原町、加納常敷町など。大加納だけは既に入っているのでそのままでもいいような気もしますが。)という方法があります。

川田谷の場合、小字も膨大なので、それより範囲の広い天沼や狐塚などの行政区の区割りを流用して、さらにそれを丁目で分割すればいいと思います。ただ、これは自治会の区割りであるため誰も住んでいない荒川河川敷はどこの区にも属していないので、そこだけテキトーに地名を考案すればいいかと。例えば太郎右衛門自然再生地区にちなんで「太郎右衛門」とか。


それと、桶川市の町名を見直すならば、同時に境界線や地名も見直すべきです。というのもほとんどが加納地区ですが、明らかに不合理なものが散見されるからです。


まずここは加納の西の端ですが、西側に大字加納があり、東側に大字坂田があります。
kanosaka1.png
しかしながら見ての通り、中央に三角形の区域があり、ここも大字加納(字堀切)なのです。なぜか大字坂田が間に細長く横たわり、飛地になっています。


次もまた加納と坂田の境界ですが、境界線がおけがわ団地の中を通っています。すぐ隣に水路がありながら、それより南側に境界があることによって水路の向こう側も大字加納ということになっている上に、同じ団地の中で家によって大字が違うという事態です。
kanosaka2.png


東部工業団地の脇でも妙なことが起こっていて、この地図では省略されていますが、正確な境界線は次の図のようになっています。
toneri1.png

toneri2.png
赤堀1丁目と大字加納の間にわずかながら細長く大字舎人新田が残っているのです。


他にも赤堀の誕生によって大字加納の一部が飛地になるといったことも起きています。
kano.png


以上は境界線の問題でしたが、問題は地名そのものにも及んでいます。

それが大字ゴチョウダイなのですが、ここの地名の表記が一定していません。チョウの字が「丁」のものと「町」の場合があり、場合によってはダイも常用漢字の「台」ではなく俗字の「䑓」で表記されることさえあります。
稀に「五町だい」という書き方を見かけますが、これは「䑓」がJIS第三水準漢字であるための代用表記だと思われます。

五丁台の地名は角川地名辞典では「5町(長さなのか面積なのか不明)にわたる台地に由来」とされています。そして、「町」は略して「丁」と書くこともあるため、表記が一定しないのは必然なのかもしれません。

だからと言ってこのまま放っておくのも混乱の原因ですからこれを機に統一を図るべきだと思います。



議員が堂々と質問したことによって桶川市の地名問題もこれでようやく解決に向かうものかと思いたいところですが、市役所側の返答は「検討します」とでもなるんだろうな。


実は今回はもう一人地名に関して質問した議員がいます。


区画整理の本換地後の住居表示等について

(1) 区画整理事業の本換地後、見直しにより区画整理地区から外れたエリアは現在の地番表示のままに置かれるのでしょうか。それとも、区画整理地区と一体的に住居表示に変更されるのでしょうか。


具体的にどこの区画整理地区とは言っていませんが、間違いなく下日出谷東地区のことを言っているのでしょう。
下トンは財政難を理由に区画整理地区を縮小させましたが、それにより所どころに虫食いや飛地が発生しています。


桶川市では区画整理が終わると町名の変更を行ってきたことから、下トンでも区画整理が終われば「下日出谷東」という町名に変更されることになるはずです。しかし、一部地域が除外され、区画整理地区ではなくなったため、除外地域だけは大字下日出谷のままなのかどうかが気になるところです。

それに関する答えを「桶川都市計画変更に伴う説明会(下日出谷東地区)会議録要約(第1回)」という紙の中で見つけました。


地権者:除外地区は、市にほったらかしにされているように感じます。公共下水道もそうだが、下日出谷北部は、地番が大変複雑となっています。ぜひ、住居表示を行ってほしい。
市:通常、区画整理事業が終了する段階(換地処分)で、住居表示を行っています。除外地区の経緯を踏まえると、除外地区を含む下日出谷東地区58.5ha でまちづくりを進めていますので、住居表示も58.5ha で実施するという考えもあると思いますが、いずれにしろ、住居表示は、事業完了時ですので、その段階で検討することとなります。


とのことでした。

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ぶっちゃけ大字抜いても郵便物くるしw

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こんにちは。

しっかりとした地番表示をしていただけるとですね、明らかに変わったなぁって思うところがあります。

それは、カーナビの案内です。
ご存じのとおり、下日出谷西は区画整理に伴い地番変更と換地処理が行われました。
そして、最近のカーナビで目的地を住所で探した時にほぼピンポイントで目的地を表示してくれることがとてもありがたいと思っています。(カーナビを新調して自宅設定をするときに大変助かりました)

それから蛇足ですが、本籍地は旧表示の「大字下日出谷」、住所は「下日出谷西」ということになっていますので、戸籍謄本や運転免許証などで本籍地証明などをする際には大字が残る形になるかと思います。
郵便物や配達物はシモヒデヤーさんの言う通り、大字なしでも無事に届きますし、普段の生活上何の支障もないものと思います。

旧来の土地の呼び方を大切に思う方も多いのでしょうけれど、行政区画管理上必要なのであれば、対処すべき立場にあるのが行政や自治に関わる方達でしょう。早急な決断を望みたいところです。

コメント

シモヒデヤーさん
むしろバカみたいに回りくどく大字ナントカとか書いてる人っているんですかねw
中には書いてる人もいますけどあれは役所勤務の方なんですかね?

下日出谷西二丁目のヒトさん
本籍は地名が変わってもそのままなんですか?
わたしの場合「埼玉県大宮市東大宮」で登録したのがいつの間にか「埼玉県さいたま市見沼区東大宮」になっていましたけど。

でも桶川市の地名はまだましなほうですよ。加納、五丁台、下日出谷に小さな飛び地があり、舎人新田が真っ二つになっている程度ですが、上尾は大字上と大字南が点在していますし、北本の下石戸上や久喜の菖蒲町上栢間も厄介なことになっていますし。
伊奈は北部で内宿や新宿が入り組んでるところがありましたけど区画整理でまとめて西小針に変えましたね。

桶川でも加納くらいの広さがあると両端では全然地域事情も異なるわけですから、従来の大字を全く無視した新しい地名に変更するくらいの大胆なことをすべき時かもしれません。圏央道がらみで開発が行われるわけですし。

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えーと、以降のお話は私の想像&推論です。
本籍表示の話ですが・・・
おそらくさいたま市の場合、「大宮市」や「与野市」「浦和市」「岩槻市」が統廃合されて「さいたま市」になったのですから、本籍も「さいたま市」となると思われますが、市内の換地処分や区画整理程度での地番変更では大して変わらないものと・・・
私の父が亡くなった関連で役所関連の手続きに通ったときに手にした除籍謄本などには「大字下日出谷」と記されておりました。

コメント

下日出谷西二丁目のヒトさん
個別の細かな変更は各自やってくださいって感じなのですね。
市名だったら一括変更できますけど番地はみんな違いますからね。

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