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楽しい楽しい桶川弁講座

このブログといえば桶川市に関するニッチな話題をお届けすることをモットーに気まぐれで更新しておりますが、とりわけ最近は公共事業など地域の発展に関する話題が圧倒的に多くなっています。

そこで今回は目には見えない人間味のある話題をということで市立図書館の郷土資料の書架にあった「桶川の方言」という資料を基に桶川の方言についての特集を組んでみました。

資料といっても立派な本ではなく、大昔の広報おけがわの記事を切り抜いて厚紙ファイルに綴じただけのみすぼらしい資料だったのですが、情報としてはかなり価値のあるものです。このまま誰の目にも留まらずにいるのはもったいないので書いていきます。

どうやら鴨川老人いこいの家 言葉研究会というところが作成したもののようです。

言葉の後に括弧の中に漢字を書いていきますが【○○】は資料に書いてあったもので、<○○>は私の推測です。
意味や解説、用例の中の斜体は資料に書いてあったことをほぼそのまま掲載したもので、直立体は私が理解したうえで作成した文章になっています。

この記事を作成するにあたって、紹介されていた方言すべてを事前に検索しました。すると広く各地で方言として用いられている言葉がいくつもあることがわかりました。同じ意味の言葉、違う意味で用いられる言葉など様々ですが、関東と東北は地の言葉の傾向に共通点があり、特に広大かつ地域と地域を分断する地形が少ない関東平野では古くから文化の広がりが都道府県の範囲を超えているものも多くあります。ですから桶川に限らず同じ言葉が広く話されているのも不思議ではないように思います。

広報おけがわ昭和53年12月15日掲載
ちゃぞっぺ<茶添っぺ>
[意味]お茶を飲むとき出す漬物や菓子の類。 つまり「茶請け」ですね。
[解説]ぞっぺは「茶に添えて」であり「などなど」という色々なものという意。 要するに「ぞっぺ」は添えるということであり、茶に添えるもので「ちゃぞっぺ」ということのようです。検索したところあきる野市に「お茶ぞっぺの中島屋」という和菓子屋さんがあることがわかりました。さらに和菓子をモチーフにしたちゃぞっぺという名前のLINEスタンプまで存在します。太古の昔の広報に掲載され、その切り抜きが図書館の片隅にうずもれていた絶滅危惧種同然の方言が最新のIT技術と融合だなんてなんだかよくわからないけど素敵じゃあありませんか(笑)
[私論](-_-).。oOところで我が祖母は茶請けの事を「おちゃおけ」と言っているのですがこれも方言なんですかね? でも婆様はべにばなGOを「じんかいばす」、五家宝を「ごかぶ」、PTAを「ピーテー」、TPPを「ティーピーピー」など独特の言い回しをするのでたぶん違うかな?

つらっぱじねえ<面恥無え>
[意味]面恥ない。恥知らず。遠慮知らず。ずうずうしい奴。
[解説]検索ではずうずうしい、厚かましいなど同様の意味で坂戸や茨城、長野でも用いられているようです。しかし、広報にはこんなことも書いてあります。自分に対して使う場合は面目ない、申し訳ないとなる。こちらの用法に関して他の実例を発見できず、桶川で独自に育った言い回しなのかと考えられます。
[用例]あいつはつらっぱじねえ野郎だ。

広報おけがわ昭和54年1月1日掲載
てんがりばんがり
[意味]変わりがわりに。順番に。次から次へと。
[解説]発生の理由は詳しく書かれていなかったのですが、おそらく転送の転と順番の番に代わりを付けて「転代わり番代わり」といったところから出てきたのだと思います。茨城、群馬、さらに千葉でも同様の意味で方言として存在していました。
[用例]今日は朝からてんがりばんがりに人が来て忙しかった。

てんしょう【転掌】
[意味]この球を受け取れ。キャッチボール。
[解説]なんだかわかりにくい説明ですが要するに動詞として「(球体を)受け取る」という意味と名詞として「球の投げ合い」という2つの意味があるようです。検索結果なしで桶川独自の言葉と思われます。
[用例]この球を転掌しろ。

どこゆきさつた<何処行きさつた>
[意味]どこへ行きなさったの略。
[解説]丁寧に言うと「どこへお行きなされましたか」。
[用例]北村先生はどこゆきさつたのですか。

広報おけがわ昭和54年4月1日掲載
うすらうすら
[意味]うろついている。
[解説]茨城言葉にも存在するようです。意味は「何をするわけでもなくぷらぷらっとしている様子」とされており意味はほぼ同じです。
[用例]雨降りだから家の中でうすらうすらして居る。

かしよって
[意味]誘って。
[解説]さそっての訛り。
[用例]友だちがかしよってくれたので旅行に行った。

へこめ<凹め>
[意味]風呂でよくしゃがんでいろ。
[解説]標準語の凹むが「表面の一部が周囲より低くなる。」という意味ですから、それに関連して体を低くする(屈む)という意味が桶川限定で加わったのかと思います。だた、なぜそれが入浴時限定なのかはわかりません。
[用例]かぜをひくからよくへこめ。

ふんばぐれ
[意味]おてんば。不良少女を呼ぶ語。
[解説]他地域での存在が確認できず、また語源の推定もできません。ただ、個人的に語感がよく、「素行不良な女」を表現するのにピッタリな気がします。ぜひとも全国に広めたいですね。
[用例]下校中に学校の近くでふんばぐれがニコチン補給しているのを見た。

きびちっこ
[意味]木材の小さい切れ端
[解説]検索したところ純桶川弁のようです。この言葉個人的にはなかなかいいなと思います。というのも「木材の小さい切れ端」を一言で表す標準語がありますか。方言の機能にはその地域でのみ通じる言い回しのほかに標準語にはない独特の単語が存在することだと思います。その点でこの単語はなかなかだと思うのですがどうでしょう。
[用例]大工さんが来ているのできびちっこが一杯あるから風呂にでも燃やしたら。

広報おけがわ昭和54年4月15日掲載
うんなりもしねいくせに
[意味]何んにも知りもしないくせに。
[解説]怠惰な人間に「何もしない癖に」という言葉かと思いきや「何も知らない癖に」という意味でした。つまり知ったかぶりをしている人に対してそれを指摘する時の言葉です。
[用例]劣「埼玉県ってダサいよねw本当は埼玉出身ってことがコンプレックスなんでしょ?」 我「埼玉を馬鹿にするのはやめて! 本当は埼玉県の事うんなりもしねえくせに!」
※ちなみにリンク先の吉祥寺君ですが出身は武蔵野市ではありません(笑)

がしやき(がしょうき)
[意味]根性がある。頑固、ガッツなこと。
[解説]「がしやき」という言葉は他の地域にはないようですが「がしょうき」なら群馬でも使われているようです。ですが、桶川言葉とは意味が全然異なり「乱暴」ということでした。ですから、乱暴という意味の「がしょうき」が桶川では「根性がある」という別の意味を持つようになり、さらに「がしやき」に変化して用いられているということでしょうかね。
[用例]あの人は七十歳だというのに朝四時からマラソンだってがしやきだからなあ。

へいさらぱあさら
[意味]ありふれたやつ。いいかげんな者、ふらふらした人間と解釈する地域もある。
[解説]一応埼玉の方言として広く存在するようですが、「と解釈する地域もある」とおまけ程度に解説されている「いいかげんな者」という意味で用いられることの方が多いようで、「ありふれた奴」という意味の方が珍しいようです。「いいかげんな者」が埼玉弁で、「ありふれた奴」が桶川弁ということですかね。
[用例]歳はとってもそこいらのへいさらぱあさらにはまだ負けないよ。

うなみもしない
[意味]頭を動かさない。物事に動揺しない。
[解説]他地域での使用例を確認できませんでした。資料には「頭を動かさない。物事に動揺しない。」とさらっと書いてありましたが、この2つは全然意味が違いますよね。
[用例]うちの娘は勉強が嫌いで特に算数の時間はうなみもしない。 

この回の最後に「川田谷岡村の新井 操様、毎度桶川言葉をご投稿くださいましてありがとうございます。」とありました。

広報おけがわ昭和54年8月15日掲載
いけじゅく
[意味]余計な世話をやくな。
[解説]いかにも高田馬場駅から半径3km圏内を指す地名のようですが、全然違います。「いけ」と「じゅうく」を合わせたもの。と解説されています。「いけ」は「いけ好かない」など意味を強める語とされており、それを読んで「なるほどー! じゅうくを強めた言い方か。」と納得したのですが、解説はさらに続き、「じゅうく」は渋るとか屁理屈をこねるという意味。と書かれていました。…「じゅうく」というのは爺様が昔よく言っていたので何の違和感もなく受け入れたのですが、これを見ると「じゅうく」も桶川弁みたいですね…。
[用例]俺の家で何を食おうといけじゅくを言うな。

かいすけべ<買い助平>
[意味]必要でなくても見るもの聞くものを何でもすぐ買う人の事。今でいうなら衝動買い。
[解説]何でもかんでもホイホイ買ってしまうことをHENTAIにたとえて皮肉を交えた実にうまい表現です。批判的に言いつつもユーモアがあり、笑いの才能を感じさせます。さらにどこか抜けていて、それ故に冗談交じりできつ過ぎない言い方は利便性高し。
とても面白い単語です。ぜひとも標準語にしたいです。ぜひ皆さん使ってください笑
[用例]いらないって言ったのに、またかいすけべなお母さんが余計なものを買ってきたよ。

広報おけがわ昭和54年9月15日掲載
びっち
[意味]びり。徒競走で最後。
[解説]びりから二番目は「びっち二」。つまり走るのが遅いゲス女は「びっちびっち」、走るのが遅いゲス女にしてあげるというのは「びっちびっちにしてやんよ」というわけです。
[用例]かけっこでスタートダッシュを切ったけれど途中で転んでびっちになっちゃった。

どうしてなのかわかりませんが、この頃の広報には県内各地のガソリン価格がわざわざ載っていて、この時の1リットルの価格は133円だったそうです。今と大して変わらないなと思ったのもつかの間、あっという間に105円。1週間後には103円と見る見るうちに安くなっています。いやーいい時代になった笑

広報おけがわ昭和54年10月1日掲載
ぶっちゃる<負っちゃる>
[意味]子供をおんぶする。
[解説]うっちゃるの強調表現かと思いきや全然違いました。おぶっちゃれの変化。
[用例]もうねむくなって泣いているんだろう早く母ちゃんにぶっちゃれ。

二判がけ<二判掛け>
[意味]物事を二つに判断して一決しないこと。結論を出さず、もう一つの答えを出しておく、俗に両天秤にかける。
[解説]鎌倉時代の武家の言葉。
[用例]あれの云うことはいつも二判がけで駄目だ。

掲載年不詳
たっぺ
[意味]霜柱。
[解説]桶川に限らず関東から東北までかなり広範囲で用いられる表現のようです。ですが、関東では霜柱、東北では路面が凍結すること、あるいは凍結した路面のことを指し、意味が異なっています。それでも冬の氷に関する現象を表すという点で類似しています。
[用例]今朝は寒かったのでたっぺが立った。

よこ<横>
[意味]鼻緒。
[解説]横緒のつづまり。あまりにも省略しすぎでよくわからないですね☆彡
[用例]街へ行く途中で、よこが切れたので困った。

とんびらばね
[意味]跳んだりはねたりして喜ぶ子供の様子。
[解説]何とも説明しがたい言葉ですが、気持ちは伝わってきます。
[用例]子供が欲しい物を買ってもらった時などはとんびらばねしてよろこんだ。

のんのさま
[意味]お人良し。…となっていましたが考察したところどちらかといえば「ぼんくら」のような気がします。
[解説]資料には南無南無と仏像を拝む言葉から。とあります。辞書によれば本来の「のんのさま」は「神仏・日月など、尊ぶべきものをさしていう幼児語」だそうです。ですから甘やかされて育った人の事を神仏や日月に見立て皮肉を込めて言った言葉なのかと思います。
[用例]あの人は良い家で育ったからのんのさまで、右へ向けと言へば、一年でも二年でもそのままで居る。

こきんだま<こきん玉>
[意味]拳骨で殴ること。解説では動詞になっていますが、単に「拳骨」なのではないかと。
[解説]こきんと音がするから。
[用例]けんかをしたら、親父さんにこきんだまでぶたれた。

なんご
[意味]やわらかいお手玉。
[解説]「何個、何個いくつ」と言ったものである。
[用例]軒下で女の子たちがなんごで遊んでいた。


資料にあった言葉は以上です。

ついでなので桶川の方言なのかよくわからないのですが我が祖父母がよく使う独特な言い回しも載せておきます。

うなる-耕す
おっぺす-押し出す
きやっせ-(ぜひ)来てください
くれる-差し上げる
ぶっくらす-ぶん殴る
ふんずべる-踏み潰す
ほし-栓
ぼっこす-解体する
まっと-もっと

こんなもんですかね。他に思い出したらこっそりと書き足すかもしれません。


最後に資料に掲載されていた方言をまとめました。
活用形になっていたものは修正してあります。また品詞の解説も付け加えましたが、わたくし、国語の授業は苦手だったものでして間違いがあるかもしれません。ありましたらご指摘おねがいします。

いけじゅく [名]余計な口出し。

うすらうすら [形]何もせずにうろついている。

うなみもしない ①[形]頭を働かさない。②[形]動揺しない。

うんなりもしねい [形]何も知らない。知ったかぶりをしている。自分ではなく相手に対して用いる。

かいすけべ [名]欲しいと思ったものをすぐに買う人のこと。

がしやき(がしょうき) [形]頑固。根性がある。桶川以外では乱暴という意味を持つ。

かしよる [動]誘う。

きびちっこ [名]木材の切れ端。

こきんだま [名]げんこつ。

たっぺ [名]霜柱。

ちゃぞっぺ [名]茶請け。

つらっぱじねえ ①[形]恥知らず。②[形]面目ない。

てんがりばんがり [副]次から次へと。代わる代わる。

てんしょう ①[動]球を受け取ること。②[名]キャッチボール

どこゆきさつた どこへ行きなさったの略

とんびらばね [形](主に子供が)飛んだり跳ねたりして大喜びする。

なんご [名]お手玉。

にはんがけ 一決せずにいること。

のんのさま [名]甘やかされて育った人。ぼんくら。原義は尊ぶべきものを言う語。

びっち [名]最下位。びり。

ぶっちゃる [動]子供を背負う。

ふんばぐれ [名]不良少女。

へいさらぱあさら ①[名]ありふれた人。②[名]いい加減な人。注釈:桶川では主に①の意味で用いられる(らしい)。

へこむ [動]入浴中に湯船で屈んでよく湯につかること。

よこ [名]下駄の鼻緒。


では皆様。「ふんばぐれ」と「かいすけべ」が標準語に昇格できるように市内、市外、県外問わず使いまくってください笑

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